業界情報

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会計事務所が行う中小企業経営支援-7

~書籍『会計事務所の経営支援-経営会計専門家の仕事-』(中央経済社)より~
同書籍プレゼント(先着100名様)については文末の案内をご覧ください


経営がわかる会計専門家(経営会計専門家)の必要性

 多くの中小企業において会計が経営のために活用されていないのは、上記(※連載コラム前号)の意味で経営が不要であった時代に育った経営者が管理会計の重要性を理解する機会がなかったためである。しかし今日の経営環境では中小企業といえども基本的な経営意思決定が求められるようになっている。

―中略―

 中小企業が、管理会計の専門的知識を備えた従業員を抱えることは難しい。このことは理解できる。しかし、外部専門家を活用することはできるはずである。ところが、そのような外部専門家が社会的に認知された職業としては日本にはこれまで存在しなかった。経営者にとって最も身近な会計専門家である税理士・公認会計士も、それぞれの税務・監査の専門家ではあっても経営のための会計に精通しているわけではない。

 現実には、税理士や公認会計士などの会計専門家や、中小企業診断士、あるいは大企業で経験を積んだコンサルタントが、実質的に管理会計の専門家として経営者をサポートしている。しかし、経営を支援する会計専門家を養成するための教育制度や、専門家としての品質保証のしくみはほとんど存在していなかった。このような現状を打破するために、経営支援を主たる業務とする会計事務所や企業の支援を受けて、2017年に一般社団法人日本経営会計専門職協会を設立し、経営を支援する会計専門家、つまり経営会計専門家の養成に向けて取組みをはじめている。

 

書籍『会計事務所の経営支援-経営会計専門家の仕事-』へ

(記事:理事 吉永茂)

【書籍プレゼントのご案内】

当コラム(全7回シリーズ)は、書籍『会計事務所の経営支援-経営会計専門家の仕事-』第1章(序章に該当)の内容を、文書・図表等の一部を略し、web掲載用に再編集したものです。希望者には本編書籍を1所在地あたり1冊、無償でお届け致します(先着100名様限定・送料無料)。お届け先の郵便番号・所在地・事務所名(法人名)・部署名(必要な場合のみ)・氏名をEメールでお知らせ下さい。受付Eメールアドレスは、下記の通り一般社団法人コンサル技連(略称:CML)の代表アドレスです。Eメールの表題には【書籍希望】の文言を含めていただけると幸いです

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【書籍概要】

タイトル等:『会計事務所の経営支援―経営会計専門家の仕事』(中央経済社)
定価/本体2,600円+税 256ページ

著者(共著):京都大学大学院経済学研究科 経営管理大学院教授 経済学博士
一般社団法人コンサル技連(略称:CML)顧問 澤邉紀夫

公認会計士・税理士 京都大学経営管理大学院特命教授
一般社団法人コンサル技連(略称:CML)代表理事 吉永茂

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